魔迫瑠砕のひとりごと

精神障害をかかえながら91歳の母を介護する私の日常

少しでも、一歩ずつでも

相変わらず体調は悪いままだ。

しかし、頓服のおかげか、不安からくる怒りを母にぶつけることは随分減った。認知症の母に当たり散らすなど、最低だ。

わかってはいる。わかってはいるが、どうにもならない。

 

結局毎日泣いて泣いて過ごすことになる。私は母に甘えているのだ。アラカンの私がだ!

何をやってる。つまりは自分のことだけじゃないか。母が逝けば頼れる親戚も誰もいない。一番近い私の従姉妹でさえ、熊本の災害以来安否不明。

 

それが怖いんだろ。で、その事実を認めたくないんだ。現実逃避したって何も変りゃしないのに。

 

もう嫌われたわけだが、もし叶えられるなら、元旦那に会いたい。離婚してから2年が経った。しかし、彼は私の顔も見たくないだろう。

 

私が特殊詐欺にあったせいで、要らぬ苦労を山ほどかけてしまった。謝ることも許されず…

 

だから、彼はそっとしておくべきだろう。たとえどんなに会いたくても、一目見たいだけでも考えるべきじゃないのだろう。

 

近くへ行って見つかれば、ストーカー行為として警察に通報されるだろうさ。

 

少しずつでも、一歩ずつでも、自分の足で歩いていかねばならない。誰を頼ってもいけない。元旦那に頼り過ぎた結果がこのザマ。諦めきれなきゃ自分で◯を絶ちたいが、我儘でしかない。元旦那が苦しんだ分、私も耐えるべきだろう。いや、耐えて当然だ。

独りになるまでは。