魔迫瑠砕のひとりごと

精神障害をかかえながら91歳の母を介護する私の日常

今日は七夕だったっけ。

毎年晴れを願ったものだが、私の彦星は居なくなっちゃったから願う必要もなくなった。

もう、どれだけ待っても二度と会ってはくれないだろう。私は、大好きだった元旦那を裏切ったことになった。

私は精神疾患を患っているので障害者年金を支給してもらい細々と暮らしてた。元旦那と一緒だったから今まで生きてこられたと感謝している。

だが、流行り始めていた詐欺に引っ掛かっていた。勿論自分じゃ気づいていなかった。

その段階で旦那に話していれば【アヤシイ】とすぐに分かったはずだが、私が服用していた薬の中に、不安や不穏時に飲む頓服があり、それも飲んでいたからなのか疑う気持ちが湧いてこず、信じてしまっていた。

私は精神疾患のせいか、物事をわかりやすく説明することが苦手だった。元旦那も困ったことがあるなら話して、と何度も手を差し伸べてくれていたのに、私が説明するにはかなり労力を要するところまではまり込んでいた。が、それでも元旦那は危険だと教えてくれ、兎に角私が乞われるままに払ってしまったクレカの分は、元旦那が大事にしていたものをどんどん売ってお金を作り、借金部分の返済に充ててくれました。

全部私がやらねばならない事なのに、元旦那が助けてくれました。

おんぶに抱っこ、いい加減にしろってぶっ飛ばされても文句言えない状態なのに、必死に私を助けてくれました。でも、私は何もできませんでした。

ここまでくれば、愛想尽かされても当たり前。なのに元旦那が私のことで悩んでいたことなど全くわかっていませんでした。

結局私たちは離婚することになってしまい、私は一番大事な元旦那を失いました。あとは、元旦那が私の分まで兎に角幸せになることを祈るしかありません。Sさん、本当に15年間ありがとうございました。どれだけ感謝してもしきれません。

私は寿命が尽きるまで貴方に感謝し続けます。